インターバンク市場

 

card-hand_m銀行間取引市場であるインターバンク市場は金融機関が相互の資金の運用と調整を実施する市場です。取引参加者は銀行・証券会社等金融機関限定であり、構成者は金融機関・ブローカー(短資会社)・金融当局で直接取引とブローカーを通じる取引です。インターバンク市場の代表はコール市場と手形売買市場で、前者は金融機関の極めて短期の資金の貸借を実施する市場です。歴史は1901年に金融恐慌が発生した折に預金支払準備金の必要性が問われ結果、金融機関同士の資金繰りを調整する場として翌年自然発生した日本で最も古い短期金融市場です。市場は日々の資金過不足の調整を実施し、当初無担保扱いでスタートしましたが1927年昭和金融恐慌により有担保扱いが主流になり、その後1985年7月無担保扱いの市場が創設され、短資会社がオファー・ビット方式における出し手と取り手の出会いを仲介するブローキング取引です。有担保扱いは日銀適格担保扱いで、ディーリング取引(短資会社が自己勘定で資金の調達・貸付を行う方式)とブローキング取引です。手形売買市場は1971年5月創設され手形を媒介として金融機関が比較的中長期の相互貸付け、借り入れを実施する市場です。銀行が企業等に資金を融資する際、銀行を受取人として約束手形を発行する条件の場合、期日未到来時に銀行が資金調達のために他の金融機関に手形を売買する市場です。両市場の特徴は金融機関の資金の貸し借り市場で、安全性が上位にある参加者限定のため取引き自体の安全性が高いこと、恒常的・安定的資金の出し手・取り手が存在し安定性があること、さらに大口資金を効率的かつ迅速である確実な運用・調達です。

 

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