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長期市場の景気動向

 

金融の長期市場においては、1年以上の国債や社債などの債券の取引が行われています。この市場の取引によって、長期金利が決まってくることになってきます。日本ではバブル崩壊以来、景気が低迷してきたために長期金利が非常に低く抑えれている状況が続いてきました。ITバブルや小泉郵政改革の時期には一時的に景気が良くなり、長期金利も多少上昇しました。しかし、景気が再び冷え込むと長期金利も元の低い状態に戻ってきています。日本では去年からデフレ脱却に向けて政府や日銀が強力な政策を打ち出してきているため、景気は上向きとなってきています。しかし、長期金利は上昇する状況にはなっていません。これは日銀による大規模な資金供給が続いていることが原因としてあります。現在の日本の長期金利は低い状態となっていますが、これからアメリカの景気が良くなってくるとじわりと上がっていく可能性もありそうです。アメリカでは景気の回復傾向が出ており、金融緩和の規模を縮小していく流れが進んでいます。アメリカで金融緩和の縮小があると、アメリカの長期金利はしだいに上がっていくことになります。その結果として日本の長期金利も、アメリカにつられて上昇していくことが考えられます。

 

オープン市場

 

金融機関を主な取引参加者として金の貸し借りを行う市場である金融市場は、期間の長短によって短期金融市場(取引期間が1年以内の金融商品を扱う市場)と長期金融市場(同期間が1年以上の金融商品を扱う市場)に分かれ、さらに前者はインターバンク市場(参加者は銀行・証券会社等金融機関に限定)とオープン市場(金融機関の他、事業法人、公共法人等幅広い範囲)です。前者の代表はコール市場と手形売買市場で、後者は法人であれば参加可能で、CD(第三者に譲渡可能な預金証書である譲渡性預金)、債券現先(債券売買取引)、債券レポ(現金担保に債券を貸し借りする債券貸借取引)、CP(コマーシャルペーパー)、FB(政府短期証券)、TB(割引短期国債)、BA(輸出入業者等が貿易決済のために振出す期限付為替手形)を扱う市場です。CD市場は米銀によって導入された後1979年創設され、その方法は無条件売買(買い切り乃至売り切り)と条件付売買(CD現先)です。現先市場は債券、CD等を一定の期間後に一定の価格で買戻す又は売戻すことを予め取り決めた短期の資金の取引です。取引の収支尻は現先レートと表現される金利で計算され、売り方・買い方双方合意の上、一定期間の利回りを相場変動とは無関係に確定させ、売買形式ながら利子並びに当初売買と反対売買の単価差の組合せで一定期間の利回りを確定する仕組です。cp市場で取り扱われるコマーシャルペーパーは比較的大規模で優良な企業が短期資金の調達を目的として、マネーマーケットにおいて割引き形式で発行する無担保約束手形で、その対象は機関投資家です。

 

インターバンク市場

 

card-hand_m銀行間取引市場であるインターバンク市場は金融機関が相互の資金の運用と調整を実施する市場です。取引参加者は銀行・証券会社等金融機関限定であり、構成者は金融機関・ブローカー(短資会社)・金融当局で直接取引とブローカーを通じる取引です。インターバンク市場の代表はコール市場と手形売買市場で、前者は金融機関の極めて短期の資金の貸借を実施する市場です。歴史は1901年に金融恐慌が発生した折に預金支払準備金の必要性が問われ結果、金融機関同士の資金繰りを調整する場として翌年自然発生した日本で最も古い短期金融市場です。市場は日々の資金過不足の調整を実施し、当初無担保扱いでスタートしましたが1927年昭和金融恐慌により有担保扱いが主流になり、その後1985年7月無担保扱いの市場が創設され、短資会社がオファー・ビット方式における出し手と取り手の出会いを仲介するブローキング取引です。有担保扱いは日銀適格担保扱いで、ディーリング取引(短資会社が自己勘定で資金の調達・貸付を行う方式)とブローキング取引です。手形売買市場は1971年5月創設され手形を媒介として金融機関が比較的中長期の相互貸付け、借り入れを実施する市場です。銀行が企業等に資金を融資する際、銀行を受取人として約束手形を発行する条件の場合、期日未到来時に銀行が資金調達のために他の金融機関に手形を売買する市場です。両市場の特徴は金融機関の資金の貸し借り市場で、安全性が上位にある参加者限定のため取引き自体の安全性が高いこと、恒常的・安定的資金の出し手・取り手が存在し安定性があること、さらに大口資金を効率的かつ迅速である確実な運用・調達です。

 

短期市場の景気動向

 

card02_l短期市場では企業が必要とする資金の調達ができますが、資金取引は1年未満の限定となっています。この市場では短期金利が景気動向などによって決められています。日本では政策金利がほぼゼロとなっているため、短期金利も歴史的な低さに抑えれています。また、去年からは日銀による金融緩和が本格化されていて、金融市場には大量のマネーが供給されている状況があります。今後の1年では日銀による追加の金融緩和の可能性も出ていることから、金融市場には余剰資金が溢れていくことが予想されます。そのため、短期金利は今後も低く抑えれるとの観測があります。日本では4月から消費税の増税があり、景気が一時冷え込むのではないかとみる向きも出ています。しかし、消費税の増税の結果として景気が落ち込むようなことがあれば、日銀による追加の金融緩和が出てくることが考えられます。日本では日銀による金融緩和の姿勢が続いている限りは、短期金利は上がらないと想定されています。そのため、しばらくは企業が市場から資金を調達するコストは抑えらる状況が続くことになりそうです。しかし、将来的には金融緩和の結果、インフレが発生して短期金利は上昇していくかもしれません。

 

相対取引と伝統的金融市場

 

金融取引が行われる場を「金融市場」といい、より狭義には、金融機関などの法人を含めた不特定多数の人々が取引に参加し、競り合いによって金利などの取引条件が決められるような場が継続して開かれているようなもののことをいいます。したがって、大きく見れば金融機関と預金者との間にも「預金市場」があるといえますが、このような個別的な相対取引を前提とするようなものは、狭義の金融市場の定義になじまないため除外されるのが通例です。
金融市場の分類方法はいくつもありますが、市場機能に着目したもののひとつに「伝統的金融市場」という類型があります。
これは、国際的な金融中心地で非居住者が取引に加わり、その国の通貨による貿易などを通じて伝統的に発展してきた金融市場のことを指す用語で、ロンドン、ニューヨーク、東京が代表的といえます。取引はその国の通貨建てで行われるものですので、例えばロンドン市場であればポンド、ニューヨーク市場は米ドル、東京市場は円ということになります。
さらに細かく見ると、手形売買市場などの満期が1年未満の資金が取引される市場を「短期金融市場」と、株式市場のように満期が1年を超えるか、償還期限がないような金融商品を取引する市場を「長期金融市場」と分けてよぶこともあります。
一方、自国通貨を海外で取引するような市場のことは「ユーロ市場」とよばれています。

公社債市場

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民間の企業や地方自治体が資金を調達する際に発行する債券のことを社債や地方債、国債などという名称で呼びますが、それらの債券を総称したものが公社債となります。公社債は債券市場で売買されることになり、企業や地方自治体には投資家から多額の資金を調達することができるというメリットがあり、それに対して投資家は元本や利息が約束された債券でリスクの少ない投資を行えるというメリットがあります。
公社債市場には発行市場と流通市場の2種類があります。公社債は発行市場において新しく発行されていますが、すでに発行されている公社債については流通市場において流通されており、そこで投資家によって売買が行なわれています。
公社債の流通市場における特徴として、取引所を介した売買よりも店頭で行なわれる売買のほうが圧倒的に多いという点があります。株式ではほとんどの場合には取引所を介した売買が行なわれていますが、公社債の場合、上場するにはあまりにも銘柄が多いという点が店頭での取引が多い理由となっています。
株式の場合、上場されている株式銘柄は証券取引所で取引を行なわなければなりませんが、公社債ではたとえ上場されている銘柄であっても必ずしも証券取引所での取引を行なう必要はないため、すべての債券が売買でき、自由にその価格などを決定できる店頭での取引が行なわれる理由となっています。

株式市場

 

ビジネス男性07株式市場は、長期的に見れば成長すると考えられます。その理由は、世界的には人口が増えるからです。先進国では人口があまり増えないことが多いですし、日本のように少子高齢化に悩んでいる国もあります。この部分だけを見れば先行きはそれほど明るくないと考えてしまうのですが、新興国では人口増加が進んでいます。新興国の人口増加のスピードが速いために、地球全体では人口は増え続けているという状態が進んでいます。
人口が増えれば色々なものの需要が高まります。当たり前のことなのですが、生活をするためには色々なものが必要となります。そのために色々なものが売れて、そして経済は発展します。それによって富裕層が増えてさらに色々なものが売れるようになります。現在では、グローバル化が進んでいますから、新興国だけの問題ではなくて、世界中に影響があると考えられます。
日本は早くから少子高齢化が進んでいますが、それでも日本がまだ裕福なのですが、これはやはり新興国諸国の経済発展が影響していると考えられます。金融システムに問題があって一時的に下落して混乱することはありますが、長期的には需要の増加によって市場は活性化していくと考えられるのです。

外国為替市場とデリバティブ市場

 

金融取引で盛んに行われているのが、外国為替市場です。
24時間世界中で取引され、毎日めまぐるしく価格が変動しています。
投機的な目的もありますが、通過の安定や戦略的な取引も
されたしします。
またその国の経済がデフォルトなど破綻しない以上は
価値が無くなるという事もありませんので、中長期にわたる
保有も可能です。
金利などのゲインも得る事ができるのが魅力のひとつです。
逆に通貨を売っている場合には、金利を払わなければなりません。
しかし少ない資金でも取引ができることから、投資家だけでなく
普通のひとも気軽にトレードができる環境もあります。
デリバティブ市場は現物を扱う取引と違い、指数や先物など
金融商品のひとつです。
どちらも証拠金取引といわれることもあり、市場に参加するには
預け入れる資金が必要になります。
レバレッジも掛けられ、預け入れ資金の数倍から数十倍の取引が
できます。
その為、大きな変動があった場合には注意が必要です。
リスクヘッジとして利用することもあり、時には
資金が莫大に流れ込んだり、動いたりします。
先物では限月があり、その期日までは自由に売買ができます。
期日になると自動的に決済されますので、オプションなど
と合わせて売買されます。

マーケット(金融市場)の分類

 

マーケットは資金を取り引きする期間によって、短期市場と長期市場という二つの種類の市場に分けることができます。
短期の市場とは資金の取り引き期間が1年未満とされるもので、この市場はさらに銀行間で取り引きするインターバンク市場と、保険会社や一般企業なども参入するオープン市場とに分けられます。
インターバンク市場は、各銀行が日本銀行に持つ当座預金をそれぞれの都合に応じて貸し借りし、資金の過不足を調整するために利用する市場のことです。インターバンク市場の中には1ヶ月未満の短期間で取り引きするコール市場と呼ばれるものもあり、コール市場はさらに有担保型と無担保型に分かれています。そして、このうちの無担保コール市場が短期の市場の代表的な金利とされています。
一方、長期の市場は取り引き期間が1年以上に及ぶ市場を指します。長期の市場の代表的なものは証券市場と呼ばれるもので、これは大きく債券市場と株式市場の二種類に分けられます。債券市場とは国債や地方債、社債などを取り引きする市場のことで、株式市場とは企業が発行する株券を取り引きする市場のことを言います。
長期型の市場は資本市場、またはキャピタルマーケットと呼ばれることもあります。